大阪市議再選挙はウグイス嬢への不正報酬が原因です

地方選挙
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2020年03月22日に大阪市議会議員再選挙(中央区選挙区)が実施されました。
結果は、大阪維新の会の塩中かずしげ氏[48歳(男) 新人]が当選しました。

結果は、大阪は維新が強いので大阪維新の会の候補者が当然のように当選しました。
ただ、投票率が25.24%という悲惨なものでした。

大阪は他の地域と比べてコロナウィルスの影響が特に大きかったのかも?
それ以上に、再選挙の理由が元市議の有罪によるものだったからという可能性もあります。
いずれにせよ、再選挙自体には特筆すべきことはありません。

この選挙を語る上では、その理由を語るべきです。

公職選挙法違反(買収)により当選無効

元維新の不破忠幸元市議の有罪が確定し、当選が無効になったことが再選挙の理由です。

公職選挙法違反(買収)の内容は、不破元市議が車上運動員(ウグイス嬢)の手配に対して不正に報酬を支払ったというものです。

ウグイス嬢への報酬の法定上限は、1日1万5千円です。資料
しかし、 不破元市議は法定の上限額の倍にあたる3万円の日当をウグイス嬢に支払いました。

この事件の背景には、ウグイス嬢の人員不足があるようです。
多くの選挙が重なる統一選においては、ウグイス嬢の争奪戦が勃発します。
日当を倍払えば、ウグイス嬢を確保できるということだったのでしょう。

でも、このウグイス嬢の買収はどれほどの罪なのでしょうか?

懲役1年、執行猶予5年

公職選挙法221条に「買収および利害誘導罪」について規定されています。
ここでは詳細は省きます。

執行猶予がついたと言え5年は結構長いような気がします。
でも、執行猶予の期間中は選挙に立候補できないため、不破元市議の政治家人生はもう終わってしまったようなものですね。

ウグイス嬢依存の選挙

うぐいす嬢 勝利の女神たちが全力サポート マスコミ取材業界日本一!(有)K・C カナリー

上記のようなウグイス嬢を派遣する会社があるようです。
何でもビジネスになるのですね。

現在、これだけネットが普及し、SNSが社会に影響を及ぼすようになりました。
ウグイス嬢の確保のために資金を投入するより、ネット戦略に資金を投入した方がよいのでは?
ましてや、 不破元市議はウグイス嬢の確保のために犯罪を犯しています。

なお、不破元市議と同じような容疑で河井案里参議院議員もピンチですね。
確か、彼女の場合もウグイス嬢に3万だったはずです。

やはり、ウグイス嬢依存の選挙からネットを利用した選挙に切り替えていくべきでしょう。

タイトルとURLをコピーしました